コンタクトと病気
コンタクトレンズによる主な角膜の病気
コンタクトレンズの不適切な使用やケア不足により、さまざまな角膜の病気が起こる可能性があります。代表的な症状と原因、注意点についてご紹介します。
点状表層角膜症
症状:角膜の上皮が剥がれおちた状態。異物感、充血、しみる、痛みなどの症状が現れます。
主な原因:
- 長時間装用による酸素不足
- レンズと角膜の摩擦
コンタクトケアの要因:
- コールド消毒(一液タイプ)によるアレルギー反応
- 過酸化水素水を使用したタイプの中和のし忘れ
角膜潰瘍
症状:角膜の上皮が剥がれおち、細菌が感染して炎症が強くなった状態。充血、しみる、眩しさ、目を開けていられないほどの強い痛み、視力低下、流涙などの症状が現れます。
主な原因:
- 長時間装用による酸素不足
- レンズと角膜の摩擦
角膜新生血管侵入
症状:結膜から、角膜の方へ血管が侵入します。角膜が弱くなり、炎症等を起こしやすい状態になります。ソフトレンズ長期装用者に多く見られます。特に症状として、感じないことが多いです。
主な原因:
- 慢性的な酸欠状態
巨大乳頭結膜炎
症状:上まぶたの裏に隆起(乳頭)を伴う炎症。かゆみ、目やになどの症状があります。ソフトレンズが、まばたきの度にずれることがあります。
主な原因:
- レンズの汚れなどによるアレルギー反応
- レンズが古くこすれる
内皮細胞障害
内皮細胞検査:スペキュラマイクロスコープで角膜の内皮細胞の密度を測ります。
長期コンタクト装用による慢性的な酸素不足により、細胞の減少が見られます。細胞の数によっては、装用時間/種類選びに注意が必要な場合があります。
(左:内皮障害 / 右:正常)
コンタクトレンズによる眼障害を防ぐために
- 自分の目にあったレンズの処方
- レンズに合った正しい使い方とケア
- 定期的な検査
- メガネを持つ(コンタクトが装用できない時のために)
- 少しでも異常を感じたら、すぐに眼科を受診する